夫は、私が何を言っても「そうだね」と絶対に言いません。一度も聞いたことがありません。
例えば私が「これは白だね」と言えば、夫は「いや、黒だ」と主張し、逆に私が「黒なんだよね」と言えば「黒とは限らない」と反論します。その意見も一貫しておらず毎回言うことが変わります。たとえ夫自身が白だと思っていても、私が先に「白だ」と言えば、あえて「黒だ」と言い張ります。
夫にとって、私の言うことに共感することは負けを意味するかのようです。私の意見に同意することで自分が弱くなる、あるいは支配されると感じるのでしょう。このような態度は夫婦間の対話を困難にし、当然会話する気がなくなります。喋りたくありません。
夫が常に私の意見を否定する背景には、いくつかの理由が考えられます。夫が私の意見に同意しないのは、自尊心や自己防衛の一環という可能性もありますが、ただ単に捻くれているだけなのかもしれません。彼は、自分が劣っている、あるいは支配されたくないという気持ちの表れから、常に否定することで自分の優位性を保とうとしているのでしょう。
また、夫が一貫して私の意見に反対する態度は、夫婦間のパワーバランスの問題を反映しています。夫は、私との関係において常に自分が主導権を握っていたいと強く思っています。私の意見に同意することは、自分が主導権を手放すことに繋がると感じているようです。
さらに、夫が気分で意見を変えることを厭わない態度は、彼自身の不安定な自己評価を示している可能性もあります。彼は自分の意見に自信が持てず、他人の意見に対して過敏に反応する傾向があります。その結果、私の意見に反対することで自分の存在を強調しようとしているのです。また、自分の意見を通すことより、その時の雰囲気と状況で適当に発言し、私より上の立場でいることに重点を置こうとしていることも理由の一つです。
このような夫の態度は、私にとって非常にストレスフルな状況を作り出します。私は、自分の意見が常に否定されることで自信を失い、当然自己評価も低くなります。また、夫との対話が建設的でないため、夫婦間のコミュニケーションが断絶され孤独感さえ感じます。
さらに、このような状況が続き、私は夫との関係において無力感を抱くようになりました。自分の意見が否定され続けることで夫との関係が対等ではないと感じ、心理的な疲弊を感じることが増えました。この無力感は、私の精神面にも悪影響を及ぼしていきました。
なぜ私の意見に共感することを避けるのか、なぜ「そうだね」の一言が言えないのか、経験のない方には伝わらないことかもしれませんが、そんな些細なことでもそれが日常的に行われると、毎日が耐え難いものに変わってしまいます。
夫婦間のコミュニケーションは大切です。そんな当たり前なことが当たり前ではない夫婦が存在します。自然と笑顔が消えてしまいます。
夫婦は協力と支え合いが重要です。夫が妻の意見に対して共感し、妻も夫の意見に耳を傾けることで互いの信頼関係を築くことができます。夫婦はチームとして協力し、問題を解決するために努力する姿勢を持つことが、幸せな結婚生活を築くための第一歩になると思います。
それができないということは、最初からそれを放棄されているとしか思えないのです。
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