優しい人と結婚しました

ウチの夫
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優しい人と結婚した・・・はずでした。

誠実さと穏やかさと爽やかな笑顔に心を奪われました。彼はいつも私を大切にしてくれました。どんな小さなことでも気にかけてくれる人でした。

それが少しずつ変わっていったのです。

彼から誠実さと穏やかさと爽やかな笑顔が消えていきました。

夫にとってのゴールは結婚

結婚生活が始まってから、彼の態度が徐々に変わり始めました。彼にとっては結婚がゴールであり、その先の生活を一緒に築いていくためのスタートではなかったのです。

最初は小さな違和感から始まりました。彼の言動に微妙な変化が見られ、些細なことにも過剰に反応するようになりました。食事の準備が少し遅れるだけで不機嫌になったり、自分の思い通りにならないと怒り出すことが増えていきました。それまで見たことのない彼の一面に戸惑いを感じつつも、私が気が付かないうちに夫を怒らせたからだと自分に言い聞かせていました。

大嘘つきだった夫

さらに時間が経つにつれて、彼が話していたことが全て嘘だったことが明らかになってきました。彼は自分の経歴や仕事、収入、家族のことについても多くのことを偽っていました。ここで全てを記すことはできませんが、とにかく夫から聞いていたことは何もかも嘘でした。逆に真実を見つける方が難しいと思います。

これを知った時、私は深いショックを受けたと同時に自分の愚かさに情けなくなりました。彼が私に対して隠していたことが次々と明るみに出る度に、彼への信頼は当然崩れていきました。そして、彼の虚言癖が日常のあらゆる場面に及んでいることに気付きました。彼が語る物語の多くは、自分の虚栄心や過去を隠すための作り話だったのです。

突然の癇癪

そして、最も恐ろしいのは彼の突然の癇癪でした。何の前触れもなく激怒し、その度に私は恐怖に震えました。彼の怒りは予測不可能で些細なことで爆発することが多く、理不尽さを感じどう対処すべきか分からない状態でした。私は彼の機嫌を損ねないようにと常に夫の顔色をうかがい、いつも神経を尖らせるようになりました。

恐怖心と孤立

彼の癇癪に対する恐怖から、私は徐々に自分を閉ざすようになりました。友人や家族にも相談できず、一人で抱え込むようになったのです。周囲に助けを求めることもできず、ただひたすら彼の機嫌を取りながら日々を過ごしました。

彼は外ではとても社交的で魅力的な人物として振る舞っていたため、彼の本性を誰かに話しても信じてもらえませんでした。友人は「優しいご主人で羨ましい」と言っていました。彼に対して感じている恐怖を理解してもらうのは難しかったのです。

モラルハラスメントの現実

私の結婚生活は、モラルハラスメント(モラハラ)の典型的な例となりました。彼は言葉と態度、そしてDVで私を支配し、私の自尊心が傷つけられることが日常的になっていました。夫は異常なまでの束縛で私の自由を完全に奪い、私は友人や家族と疎遠になりました。

私は完全に夫の支配下で生き、毎日夫を怒らせないようにすることで必死でした。彼の虚言と癇癪は私に対する心理的な圧力となり、いつしか私の心を蝕んでいきました。

悪いのは私、私が夫を怒らせている・・・

夫の洗脳が始まった瞬間でした。

私は夫の恐怖の魔法にかかったのです。

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